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イベント登壇レポート:『Engineer Career Selection 〜エンジニアの働き方を考える〜』

※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
こんにちは、XFLAGキャリア採用担当です。

10月16日(火)にITプロパートナーズ様主催・WeWork日比谷で開催された"エンジニアの働き方"をテーマにしたトークイベントに、モンストクライアントグループのマネージャー三ツ木が登壇してきましたのでその様子をレポートします。

イベントテーマ

Engineer Career Selection 〜エンジニアの働き方を考える〜』と題した今回のイベントは、リモートワークを積極的に取り入れている企業と常駐(オフィスワーク)推奨の企業、それぞれがリアルな現場をざっくばらんに語り合うもので、ミクシィからは三ツ木が後者の立場で参加させて頂きました。

会場の様子

コミュニティ型ワークスペースとして今話題のWeWork。ハロウィンの飾り付けがされていました。

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イベント開始前からフリードリンク・フリーフードのアナウンスがあり、登壇者同士も飲み物を片手に早速コミュニケーション。

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イベントスタート

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▲写真左から、株式会社LiveArts染谷様(モデレーター)、株式会社キャスター須田様、株式会社リザーブリンク星野様、株式会社マクロミル大塚様、弊社三ツ木、株式会社グロービス末永様

まず聴講者の方々へ職種と業種をヒアリング。エンジニアのほかに人事担当、営業職など職種は様々で、業種もITだけでなく建築業界の方がいらっしゃるなど、リモートワークがあらゆるところで注目されていることが伺えました。

続いて登壇企業のリモートワーク導入状況の紹介。画面中央はリモート/常駐の両方を取り入れている企業、5社中3社と多めです。

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ミクシィは常駐派

第一部 リモートワークのメリットと注意点

リモートワークを導入している登壇者の皆さまから、仕事の進め方、採用面など様々な視点のお話が聞けました。

仕事の進め方・コミュニケーション面

  • ミーティングでリモートの人が一人でもいる場合は、その一人だけが遠慮してしまいがち。それを避けるために全員がオンラインコミュニケーションに切り替える方が良い。
  • リモートではニュアンスなどが伝わりにくい場面もあり、「何をやるのか」を決定するのは難しい。
    →そのために、普段からコミュニケーションを取る工夫が必要。雑談で普段思っていることを互いに知るのも大切で、海外にいるスタッフとオンライン飲み会することもある。
  • 「何をやるのか」が決まった後の作業はリモートでも問題なく進められる。
  • オンラインのコミュニケーションを活発にする工夫として、Slackで自分専用チャンネルを作る「分報」を取り入れている。自分が困っていることを書き込むとチャンネル内の誰かがアドバイスをくれ一瞬で解決したり、自分宛ての依頼も"わざわざ隣に行って話しかける"という大変さが軽減されコミュニケーションが活発になった。

採用面

  • リモートで働きたいという人は多く、採用面では有利になっていると実感がある。地方にいる優秀な人材も採用できる。

質疑応答では「これからリモートの導入を考えているが、お互いに何をやっているのかわからずサボる人が出てくるのでは?という懸念があるが実際はどうか」という質問があり、それに対しての回答は以下のものでした。

  • チームワークが強まり、チームの流れを止めてはいけないと自分のパフォーマンスをよりアピールするようになるため、懸念とは逆の方向にいくのでは。
  • 姿が見えているから大丈夫ということはない。仕事は成果で評価するべきなので、リモートワークでも常駐でも、時間で管理をする必要はないと考えている。

第二部 常駐の話/採用面/キャリア形成について

少しの休憩を挟み第二部に突入です。「なぜミクシィは常駐を推奨しているのか」という問いに、三ツ木から以下のようにお話ししました。

  • ミクシィは「コミュニケーション」を軸に事業展開を進めており、近くに集まった仲の良い人同士その時の喜びや想いを共有する、ということを大切にしている。そのため、開発の現場でもなるべく近くで(雑談含め)コミュニケーションを取れるよう、出来る限り常駐でやっている。業務委託の方々にも常駐していただいている。

続いての質問「第一部を踏まえてリモートワークを導入しても良さそうに思った部分はあるか」に対して、三ツ木は「実践してみたことがないので何とも言えないが、挑戦したら新しい出来事や発想が生まれるかもしれない。興味が湧いてきた。」と答えました。

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※補足※
モンスターストライク』のクライアントエンジニアの三ツ木は、UIや演出部分の開発に携わるため、細かな表現などの齟齬をなくすよう対面ワークを大切にしています。ミクシィでは皆それぞれの業務に合わせてオンライン/オフラインのコミュニケーションを使い分けています。

 

次に会場に来ていた人事担当の方にもマイクを向けます。
「"リモートワークを導入している"ことで採用がしやすくなったか?」という質問に...

  • リモートを希望する人からの応募は来るようになったが、それよりも「自由と自己責任」を打ち出す働き方を提供している、という点で関心を持ってもらっているという実感がある。
  • 一方でやはり「将来は地元に帰って親のサポートをしながら働きたいから」というように明確にリモートワークの制度がある企業だからという応募もある。

との回答でした。

最後のテーマ、リモートワークとキャリア形成の関係については...

  • リモートワークの制度が整ってくると、個々人のパフォーマンスが"見える化"され「この人は何に長けているのか」がより一層厳しく見られるようになり、個性もはっきりしてくる。
  • そのような時代になった時に、リモートワークをしてきた人のキャリアが優位に働く可能性がある。

というお話がありました。ただし、顔を合わせて集中してモノづくりをするシーンは今後もあるはずで社会全体がリモートワークになることはないだろう、ということも丁寧に補足がありました。

会場からの質問では、「リモートワークの契約とはどのようなものか(雇用形態について)聞きたい」というものがあり、それに対する各社の回答は、正社員や業務委託など雇用形態は様々で、ポジションや業務内容に合わせて柔軟に取り入れているというものでした。
合わせて副業についての補足として、「リモートワークの合間に他で経験したことを業務に活かしてほしい」と、パラレルキャリアを応援するコメントもあり、登壇者だけでなく会場の皆さまが深く頷く姿が印象的でした。

会場全体で意見を交換しながらのトークセッションは、あっという間に終了の時間を迎え、和やかな雰囲気のまま集合写真の撮影の流れへ。

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▲WeWorkの「W」ポーズで

交流会

トークセッション終了後には立食形式の交流会もありました。
ここでも、登壇者の皆さまと聴講者の皆さまがトークセッションの続きのように働き方やキャリアについての話で盛り上がっていました。

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会場一体となり大盛況だったこのトークイベント。今後ますます多様になっていくであろう"働き方"について、改めて考える良い機会を頂けました。

 

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 XFLAGで働く社員のインタビューに、三ツ木も登場しています。ぜひご覧ください。
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