CEDEC2018登壇レポート『プログラマーだってHoudini覚えたい!~プログラマーのプログラマーによるプログラマーのためのHoudiniトーーク』
※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
こんにちは、XFLAGキャリア採用担当です。
8月22日(水)~24日(金)にパシフィコ横浜で開催された CEDEC2018 にて、XFLAGのテクニカルアーティスト(TA)、長舩が登壇した様子をお伝えします。
セッション概要
講演タイトルは
『プログラマーだってHoudini覚えたい!
~プログラマーのプログラマーによるプログラマーのためのHoudiniトーーク』。
Houdini経験の豊富なプログラマ・TAの豪華パネリストの方々※と、プログラマ視点からHoudiniの魅力や学ぶメリットについてトークを行う60分間のセッションで、長舩は司会進行を務めました。
※ パネリストの皆様
YUKE'S LA Inc. 鈴木 英樹様
株式会社Cygames 岸川 貴紀様
株式会社ポリフォニー・デジタル 山部 道義様
登壇前の長舩の様子はというと・・・「(内容が濃いので)時間内に収まるだろうか?」と心配を覗かせておりました。
それでは、いよいよセッションスタートです。
まず、パネリスト皆様の自己紹介に続き、長舩から「なぜこのテーマでトークセッションを行いたいと思ったか」を以下のように説明させていただきました。
- 長舩が所属するXFLAG のテクニカルアートグループは「様々な事業を横断して技術サポートをする」ことをミッションとして掲げている
- それを達成するために、幅広くHoudiniを導入できないか模索中
- YouTubeで配信中のアニメ「モンスターストライク」のエフェクト、リアルイベント「XFLAG FREAK2018」のVJ映像などでは、協力会社様を中心に一部導入されてきている
- だがゲーム開発では導入できていない
- 昨年末、ゲーム開発者向けのHoudiniイベント「Tokyo Houdini Meetup #1」を開催したところ100名以上の方にご参加いただいた
- 一方、今年2月から毎週社内で開催しているHoudini勉強会に(参加メンバーは徐々に増えてきているが)まだプログラマの参加者がいない・・・
以上のことから、本セッションの目的を以下の2点に定めたと話しました。
本題
最初は、Houdiniを導入したきっかけや、Houdiniに感じる魅力をパネリストの皆様に伺うパート。
導入背景や取り入れ方、そしてHoudiniの特徴や魅力に関してパネリストの皆様と熱い議論が交わされて序盤から大変盛り上がりました。
続く"プロシージャル品評会"と題した、パネリストの方々がHoudiniで制作したデジタルアセットやツールなどの紹介を通じてHoudiniの魅力を語るパート。
ここでも、パネリストの方々にそれぞれ異なるアプローチでHoudiniを活用されていることをお話いただきました。
デモ画面を用いた説明や実演は、会場の皆様も特に見入っている様子でした。
いよいよ仮説「プログラマはHoudiniと相性が良いのではないか」を検証するパートです。
あいにく終了時間が差し迫り、少し駆け足なトークになってしまいましたが・・・^^;
これまでパネリストの方々にお話いただいた内容や活用事例から、結論は明らか。
『"プログラマもHoudiniと相性が良い!"と言っていいですよね!?』という長舩の言葉に、会場全体からは笑いと拍手が起こりました。
最後に、今後のゲーム業界においてHoudiniはどのように活用できるか?についてパネリストの皆様からコメントをいただき、セッション終了となりました。パネリストの皆様には準備から講演まで大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。
左から 山部様、長舩、鈴木様、岸川様
おわりに
終了後は、登壇者に質問する方も数多くいらっしゃるなど、本テーマに対する関心の高さが伺えました。
XFLAGでは長舩をはじめとするテクニカルアーティストが様々な領域で活躍しています。常に新しい技術を模索し取り入れサービスの領域を広げていくためにも、テクニカルアーティストを積極採用中ですので、ご興味を持たれた方はぜひご応募ください。
https://career.xflag.com/career/creator/798/
XFLAGのテクニカルアーティストに関連するレポートも掲載しています。
・XFLAG スタジオ活動報告vol.5:Tokyo Houdini Meetup Vol.1~ゲーム開発応用編~
・Unite Tokyo 2018登壇レポート『XFLAG スタジオにおける資産の有効活用術~いかにして数万アセットを管理したか?~』
・TECH.C. 特別講演 登壇レポート 『最新のスマホアプリ開発の現場を支える技術』
・XFLAG スタジオ活動報告vol.2:全体朝会での出来事