イベントレポート:Think Japan IBM Code Day
※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
6月11日(月)に品川で開催された『Think Japan IBM Code Day』。
弊社からは、執行役員(技術領域)の村瀬が、『ゼネラル・セッション ー 世界はITでできている。イノベーションはエンジニアがリードする。ー』と題したセッションの中のパネルディスカッション「エンジニアの世界観」のパートに、豪華スピーカーの皆様と一緒に登壇させていただきました。
ディスカッションは、モデレータに落合 陽一さんをお迎えし、様々な環境や立ち位置でご活躍のパネラーの方々が、
それぞれの立場から考える、エンジニアの働き方や、活躍できるエンジニア像などをお話されていました。
実はこのセッションは、事前打合せでも具体的な質問などが決められていた訳ではなく、しかも、立場なども全く異なる、正にダイバーシティなパネラー同士のディスカッションとなり、どんな話が繰り広げられるのか全く想像できず、TechPRとしては、本当にハラハラドキドキしながら講演を聞いていました。
でも、想定外にパネラーのみなさんのお話がおもしろくて、登壇し終えた村瀬に「バッチリでした!」と言ってしまいました。
村瀬は、途中、モデレータの落合さんに写真を撮っていただき、講演後にすぐにプリントしたものをいただいて、嬉しそうに社内のSlackにアップしていました。
また、ゼネラル・セッションの他に、「モンスターストライク® x IBM Cloud」と題して、ネットワークエンジニアの吉野とSRE(Site Reliability Engineer)の清水が、IBM Cloudの活用事例として、スマホアプリ「モンスターストライク」での取り組みを、想定外に出てきた問題やIBM Cloudの利用に関しての本音ベースの感想など、時折、冗談を交えながらお話させていただきました。
資料はこちら。
一年を通して最も高負荷となる「モンスト年末年始キャンペーン」。
SREチームにとって、毎年恒例の技術的なチャレンジが求められるイベントです。
毎年秋頃になると、日々の利用状況や予定されているキャンペーンの企画内容、また、過去データや経験などからある程度の予測をし、「今年こそユーザーさんにとってストレスフリーな環境を作るぞ!」と気合いを入れて、ベンダーの方々と協力しながら具体的な対応策を検討開始します。
今回、初めて日本で開催された本イベント。
基調講演だけでなく、各会場をも埋め尽くすほどのお客様が来場されていて、登壇者もお客様も楽しんでいる様子が伺えて、IBMさんの今後の新しいチャレンジに期待が高まりました。
「SRE Lounge#3」で登壇・発表しました
※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
こんにちは。XFLAG スタジオ XFLAG 開発本部 SREグループ の koike です。
2018年5月17日に開催された「SRE Lounge#3」に、XFLAG スタジオのSREグループのメンバーが参加・登壇し当社での取り組みについて発表してきました。
「SRE Lounge」とは何か?
株式会社ユーザーベース様が主催されてるSRE についての勉強会で
- 各社SREチームの取り組み事例の共有(情報交換・発信)
- SREそのものについて議論し、知見を深める
といったことを目指して行われている勉強会です。
その背景や狙いなどに関しては UZABASE Tech Blogをご参照ください。
第3回目となる今回は場所を当社コラボレーションスペースにて開催いたしました。
私共が今回発表した内容については以下からご覧いただけます。
発表資料
「モンストのマルチクラウド運用について」
speakerdeck.com
私達SREチームでは、メンバーそれぞれの強みを活かして、日々の改善やシステムの信頼性の向上に努めています。
今回のSRE Lougeには、主催者である株式会社ユーザーベース様の他、
- 株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス様
- 株式会社スマートニュース様
の2社にもご参加いただき、大変盛り上がる勉強会となりました。
また、他社様のSRE の取り組み・業務内容・組織が非常に多様で興味深いお話が多く、発表後の懇親会でも様々な交流ができました。
「SRE」と一言で言っても様々な業務やそこに付随する考え方があり、「これがSRE」「これじゃなきゃSREではない」というものではないと思います。
"ユーザーサプライズファースト"という考え方のもと、我々は、常にお客様に新たな驚きを体験していただける環境づくりを目指し、業務に取り組んで参ります。
XFLAG スタジオではSREをはじめとして、様々なポジションで積極採用中です。
XFLAG スタジオ キャリア採用サイト
少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にご応募・ご連絡ください。よろしくお願いいたします。
Unite Tokyo 2018登壇レポート『XFLAG スタジオにおける資産の有効活用術~いかにして数万アセットを管理したか?~』
※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
Unite Tokyoとは:Unityユーザーのためのテクニカルな講演やブース出展が数多く行われる、国内最大のUnityカンファレンスイベントです。
こんにちは、XFLAG スタジオのキャリア採用担当です。
XFLAG スタジオへの理解を深めていただくために発信している"XFLAG スタジオ活動報告"。
今回は、5月7日(月)~9日(水)の3日間に渡り、東京国際フォーラムで開催された「Unite Tokyo 2018」にて、XFLAG ARTS テクニカルアートグループでマネージャーを務める下田が登壇した様子をお伝えします。
当日は600席の会場で立ち見が出るほどで、注目度の高さが伺えました。
本セッションの内容
- 自己紹介
- SHOTGUN導入事例
- ライブラリとしての活用事例
- プロダクト開発事例
- Unityを用いたハイエンド映像制作
- リアルタイム映像コンテンツの作り方
- TAのその他の取り組み
スタジオの紹介から始まった本セッション。まずは下田より、XFLAG スタジオの数万アセットを管理するXFLAG ARTSにおいて、なぜSHOTGUNを管理ツールとして選定したのか。自己紹介の後、その経緯から説明しました。本レポートでは主に2~4を中心にお届けしたいと思います。
1. 自己紹介
下田 淳(しもだ あつし)
株式会社 ミクシィ XFLAG スタジオ
XFLAG ARTS テクニカルアートグループ マネージャー
CGアーティストとして映像業界でゲームムービーや遊技機映像制作など様々なプロジェクトに参加。その後、コンシューマーゲーム開発会社、ソーシャルゲーム開発会社を経て、2014年より株式会社ミクシィに所属。
現在はテクニカルアートグループのマネージャーとして、メンバーの育成・チーム強化を行っている。
2. SHOTGUN 導入経緯
3Dを扱う新規ゲーム開発における従来の問題点
- アセットが複数のスプレッドシートで管理されていたため、最新のデータがどこにあるかわかりにくい状態にあった。結果、管理コストが高くなっていた。
その他に抱えていた問題
- サムネイルの一覧表示ができない
- 情報にたどり着くまで時間がかかる
- 誰がボールを持っているかわからない
- データの先祖返りが発生した
ツール選定で重視したポイント
- サムネイルの一覧表示
- ガントチャート機能
- 映像データの管理
- コメント通知機能
- 日本語でのサポート
- コスト面
- 利便性
この他、SHOTGUNなら、コミュニケーションの改善(情報の共有・蓄積)や、プロジェクトの進捗管理(スプレッドシートの上位互換)にも期待を寄せていたことも捕捉。
尚、検証からテスト運用までや約2ヶ月の期間を要したことも説明しました。
導入の結果、1人月(約150時間)の削減が可能に。
3. ライブラリとしての活用事例
モンストには、キャラ、バナー、アイテム類など数万点のデザインが存在。そのため、データ探索や、取り違え、削除ミスなどセキュリティ・資産の保全が必要であった。
ライブラリ化のメリットは以下の6点
- 資産の二次利用
- ナレッジの共有による知識レベルの向上
- データ受け渡しの手間と時間を削減できる
- 制作サイクルが上がることでクオリティアップができる
- セキュリティ、資産の保全ができる
- 企画書などのドキュメント作成素材として使える
▲アセットライブラリのデモ
▲UnityからSHOTGUNへのアップロードツール
▲GitHub・SHOTGUN・Slackの連携
ポイント
→理想は、ライブラリ化をすることではなく、意識せずにライブラリ化されていること。
4. プロダクト開発事例
当日は、開発事例の紹介として、「Fight League」を元に紹介させていただきました。
アセットパイプラインについて
SHOTGUNからインハウスツールの「ファイルマネージャー」を介して、サブバージョンで管理されたMayaやPhotoshopなどのデータを効率的に扱いやすいようにしている。
また、アセットデータの整合性を「バリデータツール」でチェックし、チェック結果をSHOTGUNに反映させて統計をグラフ化するといった"スマートなパイプライン構築"を行っていることにも触れた。
▲File Managerの活用
今回のレポートでのご紹介はここまでとなりますが、当日は昨年の「XFLAG PARK2017」のステージで披露された「モンストークライブ※」の開発の様子や、当日の舞台裏を紹介しました。
※XFLAGがプロデュースするLIVEエンターテインメントショー 「XFLAG PARK 2017」のコンテンツで、スマホアプリ「モンスターストライク」で大人気の3キャラクター(アーサー、ガブリエル、ルシファー)と観客の方が直接トーク出来るステージショー。
XFLAG スタジオでは、下田をはじめとするテクニカルアーティストの技術を活用した、新たなコンテンツ開発も手がけています。
テクニカルアーティストである方はもちろん、そのような技術を活用した新たなビジネス創出に興味のあるテクニカルディレクターの方からのご応募もお待ちしています。
※選考に関するお問い合わせはこちら※
career@mixi.co.jp
登壇資料はこちらで公開しています。
U30なエンジニアが集い熱いバトルを魅せた『Battle Conference U30』
※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
こんにちは。XFLAG スタジオでTechPRをしている杉田です。
先週末の土曜日に行われたBattle Conference U30に協賛企業として参加してきたのでレポートしたいと思います。
このBattle Conference U30は、今回で2回目で、テーマ毎に登壇者同士が競い合い、来場者がWEB上から「最も刺激・気付きのあった Talk」を投票するというトークバトルと、プログラミング・コンテストとして、予選・本選とプログラミング力を競い合うプログラミングバトルの2種類のバトルを、登壇者も来場者も「Under 30」、つまり、20代の方々限定で行われる若手エンジニアのための、熱いイベントです。
プログラミングバトルでは、解析エンジニアの生島が挑戦していて、予選は勝ち抜き、本選出場できたのですが、残念ながら、上位入賞ならずでした。
トークバトルには、XFLAG スタジオから、データ領域で解析エンジニアの生島、サーバインフラでSREの浜田、開発プロセスでクライアントエンジニアの米田が挑戦してきました。
データ領域で登壇させていただいた生島からは、スマホアプリ『モンスターストライク』(以下モンスト)がリリースされてから4年が経ちますが、その間、モンストの分析を支えるデータ基盤の運用の中で、Hive Metastoreを活用してデータ分析基盤で行った取り組みなど、データレイク構築・運用に関するお話させていただきました。
資料はこちら。
サーバ・インフラ部門でお話させていただいたSREの浜田は、実は、3月末まで、育児休暇をとっていたので、職場復帰直後のこのプレゼンとなり、心配しておりましたが、本番前に客席後方にいた私達に笑顔をくれる余裕っぷりでした。モンスターストライクのシステム負荷が一年の中でも最大になる年末年始向けの対策とその結果についてお話させていただきました。
資料はこちら。
クライアントエンジニアの米田は、全国各地での予選と、より大きな会場とステージが用意される本選で構成された、ユーザー参加型リアルイベント『モンストグランプリ』の運営の中で、大会用アプリの開発だけでなく、現地での会場設備とデバイスの接続などの設営作業のスリル満載のステージの裏側をご紹介させていただきました。
また、今回はブースも出展させていただき、ブース奥にはXFLAG スタジオの様々なプロダクトで使用されている技術スタックと、デスク前には、その中からいくつか選びだしたものをボードにして、ご来場のみなさんに興味のあるものにシールを貼っていってもらうということをやってみました。
みなさん、ブースにいたエンジニアと一緒にワイワイとシールを貼っていってくださいました。
実は、このボードとシールによるビジュアライズは、今回ちょうどブースがお隣だったサイバーエージェントさんが、以前に実施されていて、すごく良いなと思って真似をさせていただきました。本心はややドキドキしていたのですが、こちらを発案された方とちょうどお話することができて「いや、こうやって、真似してくれる企業さんがいて、すごくうれしいんです。」とおっしゃっていただけて、ほっとしました。
結果は、Pythonが多かったのが意外でしたが、学生さんも多かったせいでしょうか。Goは予想どおりの人気でした。XFLAG スタジオでも、Goは色々な場所で利用しています。Elixirをプロダクトで利用しているというのも、興味を持たれる方がいらっしゃいました。残念ながら、フロントエンドのボードを用意しておらず、、寂しそうに帰られた皆様、すみませんでした!
懇親会では、お寿司やBattle Conference U30カラーのパエリアなどが振る舞われ、登壇者と来場者、協賛企業の皆様が思い思いに交流されて、司会の方が話し始めても鳴り止まないほどでした。
表彰式では、残念ながらXFLAG スタジオのメンバーは表彰されることはできませんでしたが、クライアントBの優勝者にギフト券と、これからの夏にピッタリのモンスターストライクのアルミボトルを、エンジニアの野田よりお渡しさせていただきました。
当初、U30と聞いて、個人的にはジェラシーを感じてしまいましたが、イベントを振り返ってみて、同世代で集まって、切磋琢磨するのもまた面白い化学反応をおこしそうで良いなぁと感じました。
XFLAG スタジオ、及び、ミクシィグループでは、このように、様々な技術者コミュニティやイベントを支援していきたいと考えています。随時、Twitterやブログ等でレポートさせていただきますので、楽しみにしていてくださいね。
また、XFLAGのエンジニア達と一緒に働きたい方も絶賛募集中です。是非、興味を持ったら、ご応募ください。お待ちしています!
募集職種一覧はこちら。
https://career.xflag.com/career/
技術書典4に行ってきました
人事部のきたこうじ(@koji.kita)です。先月までminimoのSEOやweb予約システムの開発エンジニアをしていました。今月から人事部に異動し、社内の盛り上げ隊長兼ミクシィグループ全体の技術発信力強化活動を行っています。
今回は4月22日に秋葉原UDXで開催された技術書典4の参加報告です。ミクシィグループではスポンサーもさせていただきました!
技術書典とは
技術をテーマにした同人誌即売会です。参加者数が数千人と技術系のイベントでは最大規模の会になります。
当日の様子
日曜日なので、お昼に起きてゆっくり向かいました。
14時ごろに秋葉原着!3千人くらい人が来ると聞いてたので予想通りUDX前には人だかりが!
整理券が配られているようなので、受け取ると・・・!
あれ・・・4590番・・・?3千人じゃないの・・・?
知り合いの運営スタッフに話を聞くと、前回までは雨で天候が悪い時が多かったけど、今回は天気が良くて来場者が多いとのこと。
公式発表によると最終的な来場者は6380人・・・すごい!
ただいまを持ちまして、 #技術書典4 閉幕しました!今回の総参加者数は6380人でした。
— 技術書典公式アカウント (@techbookfest) 2018年4月22日
皆さんご来場ありがとうございました。
※実は整理券は5千枚しか用意されておらず、それ以降は手書きの整理券を配ってました。運営スタッフの皆様お疲れ様でしたmm
入場自体はスムーズで、30分ほど待って無事入場。
中は予想通りすごい人で、みなさん楽しみながら面白い本を探していました。
残念ながら私が入った時には持ち帰り用トートバッグなど公式グッズはすべて配布終了&完売しておりました。
技術書2割引
こちらは技術季報 vol.3にも寄稿されていた、ラズパイで作ったデジタルサイネージの展示
偶然会場で会った弊社エンジニアはたくさん購入してました
USBドライバの自作入門書がイチオシとのこと
そんなこんなで私のイチオシはこちら
「肉を創る」
純肉(人工的に培養した肉)をDIYで自宅作る手順つきのかなりぶっ飛んだ本ですが、食糧問題に向き合ったり、国際会議のレポートが載っていたりとかなりクオリティの高い本でした
まとめ
・晴れると人が増えるので、朝一で並ぶのがおすすめ
・さまざまな技術やニッチな情報にたくさん出会えて楽しい
JustTechTalk#11 登壇レポート『「CSを加速する新しい流れ」XFLAG スタジオにおけるCREとは』
※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
こんにちは。XFLAG スタジオ CRE チームの豊川です。
先日、ジャストシステム様主催の勉強会 JustTechTalk#11 エンジニアの新しいキャリア Customer Reliability Engineer (CRE) にお誘いいただき、XFLAG スタジオ CRE チームの成り立ちや取り組みについてお話ししました。
今回のレポートでは、当日の様子をご紹介させていただきます。
発表では、カスタマーサポート (CS) の現場には CS スタッフだけで解決するのが難しい技術的な課題があることについて触れ、それらを優先的に解決することでサービスに対するお客様の信頼を向上することが CRE の存在意義であるということをご説明しました。
発表後には「良かった」「わかりやすかった」というポジティブなフィードバックに加え、「CRE を作りたい/最近作った」という嬉しいお声もいただきました。
今回、初めて CRE をテーマにお話ししてわかったことは、多くの会社・組織で CS の課題に取り組むエンジニアが求められているということでした。
発表でも触れましたが、私は 、CS と CS に関わるエンジニアを取り巻く環境には「CS の課題に優先的に取り組めるエンジニアがいない」、「CS 課題に取り組むエンジニアはいるが会社横断的なつながりが弱い」といった問題があると認識しています。
参加者のみなさまに CRE に対する興味を持っていただけたのは、この認識に対して共感いただけた結果だと考えています。
今後、サービスやブランドにおけるお客様の信頼はどんどん重要度を増していくでしょう。それに伴って CRE のニーズも間違いなく高まってくると私は推測しています。
私たち CRE チームは、 CRE 設立の動きが XFLAG スタジオにとどまることなく広まり、あらゆるサービスが安心・信頼して利用できる世の中になってほしいと願っています。
CRE についての講演依頼も承っております。一緒に CRE を盛り上げてくださる方、お待ちしています!
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XFLAG スタジオではエンジニアも積極採用中です。ご応募お待ちしております。
https://career.xflag.com/career/#engineer
CRE チームのブログもぜひご覧ください。
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【CREウィーク月曜日】toC サービスの CRE における SLO の考え方 - mixi engineer blog
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【CREウィーク火曜日】Zendeskまもるくんという社内ツールをオープンソース化しました - mixi engineer blog
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【CREウィーク木曜日】ChatOpsによる解析基盤の運用改善とAWSクロスアカウント環境におけるChatbotの実装例 - mixi engineer blog
【CREウィーク金曜日】CRE チームで活きたこれまでの経験
※こちらの記事は過去のブログから転載したものです。
はじめに
こんにちは。XFLAG スタジオ CRE (Customer Reliability Engineer) チームの神です。
今週は CRE ウィークということで CRE チームのメンバー5名が月曜日から金曜日まで毎日記事を投稿しております。
先日開催された Developers Summit 2018 にて株式会社はてな 井上大輔さんの講演「自分」をまるごと活かす!私が"CRE"というキャリアを選んだ理由をお聞きしました。
CRE ウィーク最終日の今日は、そちらを参考に私のこれまでの経験とそれが今の CRE チームでどのように活きているのかを書いてみたいと思います。
これまでの経歴
まずは私のこれまでの経歴について簡単にご紹介します。
最初の就職では仙台のソフトウェア開発会社にエンジニアとして入社しました。 そこでは主に社内用の業務系システムの開発に携わり、経費管理や契約管理のシステムの開発を行なっていました。
そこから転職をしてミクシィに入社し、仙台に設立された CS (カスタマーサポート) センターで SNS「mixi」の規約違反対応やその品質管理業務を行なっていました。
その後 CRE チームの前身となる、 CS 開発と呼ばれる CS 部門専任の開発チームへ異動し、現在は CRE チームとして東京で勤務しています。
CRE チームの成り立ちについては、CREチームを設立しました!をご覧ください!
仙台の CS センターでの経験
SNS「mixi」の規約違反対応では内製のツール (CS ツール) を使用して対応を行なっていました。
日々の業務を行う中で、オペレーションの効率化やミスの予防、また対応範囲の拡大にともなう CS ツールへの新機能の追加など様々な機能要望が発生します。
こういった機能要望について抽出、整理をし自分で対応が可能な範囲についてはスクリプトやマクロを書いていました。それ以外については CS 開発へ相談するという形で対応していました。
CS 開発へ相談する際のやりとりは、チャットツールがメインでしたが、困っていることは何か、やりたいことは何かなどということを丁寧にヒアリングし確認してくれたためスムーズに行うことができていました。
また、要望をそのまま実装するのが難しい場合は、実装について私が理解できるように説明し別の方法を提案してくれたり、課題の解決に複数の方法がある場合にもオペレーションについて確認した上で提案してくれたりと、こちらに寄り添って考えてくれているのだなということを感じ信頼して相談できていました。
この時に、CS の課題について優先的に対応してくれる専門の開発チームがあるということのありたがさと重要性を認識するとともに、こういう働き方がしたいという思いも生まれ始めていました。
仙台で転職をするか、東京で CS 開発へ異動するかの選択
しばらく勤務したのち CS センターが縮小することとなり、その際に仙台で転職をするか東京へ転勤し CS 開発へ異動するかという重大な選択を私は迫られました。
先ほど述べた、CS 開発のメンバーとのやりとりでこういう働き方がしたいと思ったことと、同じチームで働きたいという思いが決め手となり私は CS 開発へ異動することを決めました。
さらに言うと、簡易なスクリプトなどの作成ではありましたが、課題に対して自分で何かを作って (開発して)誰かの役に立つ嬉しさを再認識したというところもあります。
今の CRE チームでの働き方とこれから
私が現在の CRE チームで業務を行うにあたり指針としていることは以下の2つです。
エスカレーションに対する解決の早さ 依頼をする人が本来解決したいことは何か
まず、解決の早さについてですが CS スタッフからのエスカレーションに対する解決の早さは、ユーザのお問い合わせの解決の早さに直結します。
CSツールの開発においても、より早く実装ができればその分早く対応を開始することができ、こちらも結果としてお問い合わせの解決が早くなります。 お問い合わせの解決は早い方が良いということは明白です。
解決をより早くするために重要なことは、全てを自分で解決することではなく適切にエスカレーションをすることだと私は考えています。
自分が対応可能な範囲の把握やどの段階でエスカレーションすべきかの判断には CS センターで業務を行なっていた時の、自分が対応可能なこと、CS 開発チームに相談することの判断を状況に応じて行なっていた経験が役に立っています。
解決時間をどのように評価すべきかについての指標はtoC サービスの CRE における SLO の考え方もご参照ください。
次に、依頼をする人が本来解決したいことは何か、についてです。
CSツールの開発を例としてあげると、機能要望に対して全てをそのまま実装することがよいとは限りません。
CSツールを使用する側、開発する側の両方で培った経験は、日々の業務で実際に使用している人にしかわからない、実装を把握している人にしかできない提案があるといった気づきをもたらしてくれました。
私は自身の経験を通して、要望されるままに機能を作る人ではなく、課題を見極めて解決できる人でありたいと考えています。
toB、toC それぞれに様々な形の CRE が存在すると思いますが、今の CRE チームでの働き方には私のこれまでの経験が活きていると感じるとともに、この CRE チームでの経験もこれからのキャリアに繋がっていくに違いないと考えています。
この記事を読んで少しでも CRE に興味を持ち、チャレンジしてみたいと思っていただけたら幸いです。