開発者のこだわり:キーボード
新卒で入った会社ではキーボードを半年に一回壊していたnealです。今回はmixiのサービスとは関係ないですが、開発部のこだわりの入力デバイス、キーボードについてちょっと書いてみました。
開発部 では「マイキーボード」を持ち込む人が多く、コードを書くプロとしてそれぞれの思いがあります。魚屋さんで例えれば包丁でしょうか?包丁の切れ味が悪かったり、使いにくかったら仕事になりませんよね。それと同じで頭に浮かんだコードを文字列にするキーボードというデバイスは開発者にとって重要な道具です。
社内で一番の人気者はPFU社のHHK。マイキーボード使用者の中でも5割り近くがHHKです。心地よいクリック感と「A」の左横にコントロールがある配列、これだけでもコードを書く人間の心をワクワクさせてくれます。
究極のキーボード を追及すると必ずKINESISの名前が出てきます。タッチや配列だけではなく、独特な「Concave Key Wells」という形状が手首に優しいです。お財布には優しくないのが一番のネックなんですけど。
写真はLarry Wallのサイン付き。HHKユーザにもLarry Wall, Tatsuhiko Miyagawa, Dan Kogaiのサイン入りキーボード所有者がいますが、流行りなんでしょうか?
HHKやKINESISも欲しいけど、自分は旧IBMのトラックポイント付きを使っています。写真は最近入社した仲間のトラベルバージョン。ホームポジションから手を動かさずにポインタでカーソル移動が可能で、ターミナル間の移動やブラウザ/ターミナル間の移動にマウスを必要としません。この赤いポインタに慣れると普通のキーボードでは人差し指が寂しくなるのはトラックポイント中毒なのか?!
自分が大学を卒業し、仕事を始めた頃は、「キーボードなんて消耗品だよ」と思っていたのですが、それは大間違いでした。そもそも半年で壊れる安物を使っていた時点で問題でしたが、それなりのキーボードはしっかりメンテナンスをすればかなり長持ちする物です。そして、頭の中で次から次へと浮かんでくるコードを文字列へと伝える為には自分が愛着を持った道具を使うのがベストだと思っています。これは単に道具へのこだわりだけではなく、書いているコードにもこだわりや愛情が現れ、そこからユーザが喜んで使ってくれるサービスを生み出して行くと私は信じています。
*click click click*