OpenStackとLXCを導入した話
こんにちは、運用部 アプリ運用グループの清水です。Golang鋭意勉強中です。
今回は、SNS「mixi」に限った話ではなく、ミクシィ社全体として利用している仮想環境について紹介したいと思います。パブリッククラウドも一部のサービスで利用していますが、今回は、自社で運用している仮想環境にフォーカスして書いてみようと思います。
今まで利用してきた仮想環境
今まで利用してきた仮想環境というと、手作業で構築したKVM(Kernel-based Virtual Machine)環境が中心でした。手作業といってもある程度手軽に構築できるように、シェルスクリプトとCobblerでVMを構築できるようになっています。構築の流れは以下のとおりです。
- CobblerにVMのIPやホスト名などをスクリプトで登録する。
- KVMのホスト上でスクリプトを実行(koanコマンドでCobblerと連携してVMをセットアップ)
VMの数が少ないうちは、この方法でも問題は大してありませんが、VMが増えてきたり用途が多様化してくると、VMの管理や物理障害時の対応が非常に面倒になるという課題を抱えてきました。